コミック130.「高橋留美子傑作集 運命の鳥」 高橋留美子 小学館ビッグコミックススペシャル
高橋留美子のこのシリーズは好きだから、ずっと読み続けていたが、今回は全体的にどうも今ひとつだったような気がする。そろそろネタが尽きたのかな?
最後の短篇だけちょっと気に入ったんだが、嫁と姑、小姑まで一つ屋根の下に集まれば、だんだんお互いの不満がたまって、こんな感じでぶつかるよね、と言う部分が妙にリアルで、生々しいなあ、という感じがした。女たちのそのドラマのところが好印象。母親と姉と妻の三人に挟まれて、おたおたしている男の悲喜劇という部分は面白かったし。ただ、落ちの付け方はちょっと強引すぎるというか、まとめ方に無理があるような気がしたのは、どうしても否めないところだ。
- 作者: 高橋留美子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/07/15
- メディア: コミック
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