第14話「嘘つき姫」
よせばいいのに、この間、高倉健と夏目雅子で検索をかけちゃって、この二人にどういう共通点があるんだろう? と思っただけなんだけれど、そしたら露骨に「南極物語」が引っかかり、「南極物語」ってタロとジロが取り残される話? 程度の知識しかなかった私に、「ピングドラム」のキャラクターの名前由来を説明したサイトまで引っかかり、うっかりそれをちらっと読んでしまった。
斜め読みしただけなので、これから物語が、「南極物語」とどう関連するかまでは知らないんだけれど、とりあえず、それでペンギンが出てくるのか〜というのは、何となくわかった。
その説明サイトによると、タロとジロで、多蕗と時籠を表しているんだそうだけれど、それを読んでいた分だけ、今回の話でゆりが繰り返す「あなたは私を置いて行ってしまった」「私は取り残された」のセリフが妙に印象に残りました。
ゆりを置いて行ってしまった友人というのが、桃果ということになるんだろうね。「南極物語」の映画はよく知らないので、その役を荻野目洋子がやっていたかどうかまでは知らないけどさ。
しかしまあ、苹果ちゃん危機一髪というか、もうやられちゃったか、やられるかってところで、続くになったわけだけれど、そこに至るまでの展開が、なんだかそこはかとなくやらしくて、妙に気恥ずかしかったです。そう言う演出はやっぱり上手いなあ。と思いました。
予告も面白かったし。「君は本当に行ってしまったのか? そこは僕の知らない世界だよ」「さなぎが蝶になったら、何が見えるんだい?」上手いこと言うねえ。
【追記】
荻野目洋子訂正。荻野目慶子。荻野目と聞くと、私は反射的に洋子の方を浮かべてしまうんだけれど、「南極物語」の女優なら慶子の方だよね。まあ、荻野目姉妹の元ネタは、やっぱりこの二人かな〜? と思わないでもないんだけど。