星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「トラップ一家物語」第7話

第7話「大人は信じられない」

相変わらず、この長女の描写がいいなあ。と思う。「勝手に決めないでよ!」「あなたには関係ないでしょ!」「黙ってて!」とばかりに、命令口調でしゃべりまくりで、なかなか立派に女の子しているじゃないか。

となりのトトロ」的な「優等生なお姉ちゃん」の描写に、嫌気がさしていた身としては、この彼女の方が、よほど長女っぽい感じに見える。やたら威張ってて、怒ってばかりの女の子。だって、女の子って、普通にこんな感じでしょ?

「そんなんじゃ結婚できないぞ!」と茶々を入れるお兄ちゃん相手に、引いてないというか「なんですって!」とばかりに「あんたの方こそ、結婚できないわよ!」とケンカしているあたりが、子ども同士っぽくて面白かった。そう言う点でも、シナリオがよくできているなあ。と感じる。

マリアの昔話を聞いて、子どもたちが納得しちゃうのは、出来過ぎっぽい気もするが、母親のいない家庭に、同じく母親のいない女性が入ってきたのは、確かに、子どもたちの共感を呼びやすかったのかも知れない。とは思う。元ネタは、実話だそうだし・・・。

父親が、子どもたち一人一人に家庭教師をつけて、結果として、家庭教師が7人が7人で競い合いを始めたというのも、なんかわかりやすい構図。自分がよく見られようとして、子どもたちを利用し始めたと。さらっとセリフで流されているけど、そう言うことなら、確かに起こりそうな感じはする。そういうところが、いちいちリアルでいい感じ。

子どもたちの話と会社の話を同時進行で考えなきゃいけないお父さんの苦労もちらちらと伺えるし、この先、どうなるのか、続きも楽しみです。次回を待ちます。