第28話「いたずらアガーテ」
イヴォンヌ様、再び。彼女との関係も、そろそろまとめに入ったようで、今回は、フロイラインマリアを意識して、私も母親らしいことをしてみようかしら? と思ったのはいいけど、子どもを叱る役は嫌だから、そこだけは家政婦か家庭教師にやってもらって、自分は慰める役だけをやりたいとか、その一方で、一番下の子どもが、手づかみで皿の上の肉を取るのに、思いっきり嫌そうに眉をしかめたり、こりゃダメだ・・・というのが、ありありと見えた。
彼女は、母親である前に、ただの一人の女性であって、自分の子どもにされても嫌なことを、ましてや、前妻の産んだ子供のやったことに耐えられるわけがない。
しかし、今回はまあ、小さな子どもが無茶をやる姿を延々と見せてきた。この物語が、基本、母親向けの作品であることをなんか思い出したというか。これじゃ、お母さんは、大変だ〜。
たぶん、次回あたりで、イヴォンヌ姫との話に決着がつくんだろうなあ。とわかるので、続きを待ちます。どうなることか・・・。