星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「Fate/Zero」第6巻 煉獄の炎 虚淵玄

読書14.「Fate/Zero」第6巻 煉獄の炎 虚淵玄 星海社文庫

そもそも小説版を読んでみたいと思ったのは、アニメのラスト部分がよくわからなかったためで、切嗣と綺礼の戦いがうやむやのうちに聖杯への問答に変わっているし、なんで切嗣がイリヤを殺さなきゃならないのか、聖杯を破壊したのに、なんで冬木市が壊滅しちゃったのか、いつの間にか勝ったのは綺礼だってことになっているし、なにがどうなったの? と思って。

アニメでもセリフで説明があったのかもしれないが、声優さんの読み上げる文章を耳で聞いても頭に入らなくて、文章で読んでいきたかった。

で、謎の答は小説を読んで全部解決したし、加えて、ウェイバーくんが3つの令呪をあっさり捨てたように見えて、実はあれのおかげでライダーは最後の力を得たんだとか、令呪を捨てたからこそ、もはやマスターではなくなったウェイバーくんをアーチャーは見逃してくれたんだとか、そう言う部分がわかって、ちょっと嬉しかった。

非常に読み応えがある小説で、正義とは悪とは何かという問いかけも含んでいて、面白かったです。興味のある人は、どんどん読むべきだと思いました。