星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

古橋一浩監督 「はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~」

映画38.古橋一浩監督 「はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~」 (日本・2017)

原作漫画は未読。テレビアニメ版は、子供のころ、リアルタイムで見てましたが、ビデオデッキのない時代なので、飛び飛びで視聴。物語も途中で終わった記憶があります。

今回の映画版は、原作の最後までをアニメ化してくれるらしいので、続きが楽しみです。

物語的には、テレビアニメ版を思いっきり端折ってまとめたダイジェスト版という感じ。登場人物を見ながら、ああ、こういうキャラいたなあ、こういう話だったなあ、と、懐かしく見ることができました。ダイジェストだけど、まとめ方は非常にうまくて、見事につなげたと思います。

今見ても、少尉、かっこいいわ。できすぎなほどいいわ。

大人になってから見直すと、子供のころにはわからなかった設定が見て取れる。薩摩藩士が公家の娘と結婚したとか、旗本の家の娘を敵としてみているとか。なるほど。

声優さんの配置もよかったし、昔のテレビアニメ版を覚えている人にはお勧めかと思います。実際、映画館の客層も、ほとんどが私と同世代か年上のお姉さまたちでしたね。下の世代にも見てほしいけど、ダイジェスト版だとやっぱり厳しいかしら? と思って、残念です。個人的には満足。非常に面白かったし、気になるところで引いてきたので、続きも楽しみです。後編を待ちます。