星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

ザック・スナイダー監督 「ジャスティス・リーグ」

映画43.ザック・スナイダー監督 「ジャスティス・リーグ」 (アメリカ・2017)

2D字幕版を視聴。若干、ネタバレ有りなので気にする人は注意。

スーパーマンについては詳しくないが、アメリカの正義の象徴としてみると、そんなスーパーマンが死んでしまった・・・というのは、いろんな意味の暗喩にも見えて、いいなあ。と思っていたのだけれど。

最初の歌が流れる暗い雰囲気とラストの明るい雰囲気があまりにも違うので、途中で監督が下りたという話は、そういうところに影響が出ているのだろうか? と思った。

個人的には、死者を生き返らせても、元の何かが失われる、決して元通りにはならない・・という設定の方がしっくりくるので、よみがえらせないほうがいいと言っていたワンダーウーマンに賛成だし、ましてや、恋人と再会しただけで、ほんわか元の正義の人に戻ってしまうなどと、甘い展開にはなんだかなあ。という気分。

壊れてしまって、闇落ちしたスーパーマンと、戦う結果になったほうが面白いような気もするんだが、たぶん、それだと熱心なファンから怒られるんだろうなあ。とも思う。特に、反対を押し切って、スーパーマンをよみがえらせたバットマンの責任問題にもなるし、スーパーマンにもバットマンにもいいとこなしだと、みんなが怒るというのも難しいところ。

とかく、今回のシリーズでは、バットマンにいいところなしで、役者さんが気の毒だと思った。せっかく、バットマン役に抜擢されたのにね。

逆に、よかったと思うのは、フラッシュをやった男の子で、この彼がやたら、光って見えた。物語が重いので、彼がムードメーカーになるというか、こういうチャラ男が必要なんだなあ。と思って。ちょっと間が抜けているところも、かわいくてよかったです。

ほかのメンバーにも、これから単体の映画が来る予定みたいだから、それはそれで楽しみです。映画の公開予定は、多すぎるから、つぶしあいにならなきゃいいけど・・・というのが、不安材料なぐらいで。