コミック34.「パーム3 あるはずのない海1」 伸たまき(獸木野生) 新書館ウィングスコミックス
10年前に「パーム」一気読みをやったときも、「ナッシング・ハート」の次に「蜘蛛の紋様」を読み返しているんだなあ。ということに気づいた。10年前の私も、考えることは一緒だったか。
しかし、やっぱり、「あるはずのない海」より先に、「蜘蛛の紋様」を読むと、ジェームスやカーターの気持ちがわかりやすいし、人間関係もきれいにつながる。
ここから、メインの登場人物勢が勢ぞろいするし、カーターの家にみんなが集まってくるわけだけど、正直、ケント(犬)まで、この最初の巻で引き取られてきていたことは忘れていた。むしろ、ケントが最初の家族だったのか。なつかせたのは、ジェームスだけど。