星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「北の海」下巻 井上靖

読書1.「北の海」下巻 井上靖 新潮文庫

しろばんば」から始まる井上靖氏の自伝的三部作、これにて完結。正直、もっとずっと読んでいたかった。洪作くんがいよいよ台湾に旅立ったところで終了したが、両親の元へ行ったところで、ちゃんと受験勉強できたのかな? 四校の受験は受かったのか? 柔道部へは入れたのか? そういうその後のことが気になって仕方がない。

それだけ、彼は、生き生きと紙の上に息づいていた気がする。大正時代の青少年たちも、それなりに楽しく、日々を送っていたみたいで、そういう彼らの生活の一部を垣間見れたところが良かったです。