この作品の魅力は、圧倒的にまずルーンというキャラクターだろうな。と思う。この少年の造形が実に素晴らしい。ルーンの動向が気になって気になって、彼を助けてあげたい。守ってあげたい。一心になってしまう気持ちが、完全に主人公と同調してます。
ルーンのために必死になっているフィリエルの気持ちが、非常によく分かる。ルーンには、フィリエルがすべてを捨ててもいいと願うそれだけの価値があると私も思うから。
その分だけ、二人の別れのシーンが辛い。どこへ行ってしまうんだ? ルーン。と思うから、この先は、二人の再会を目指して、フィリエルと一緒に、彼を追いかけて、探す旅に付き合っていきたいと思ってます。頑張れ、フィリエル!