読書29.「ナルニア国物語」第7巻 C・S・ルイス 角川文庫
前巻では、世界の始まりを見たんだけど、今度は、世界の終わりを見せてきた。世界の作られていく様子も面白かったが、それがどんどん消えていく描写もなかなかすごかったと思う。
神の偽物を名乗るものが現れるなど、キリスト教世界ではありがちな話だったのかもしれないし、その時、世界は滅びを迎える。というのが、なんか宗教っぽい。
最後に明かされたアスランの正体も含めて、この物語は、聖書を子供向けのファンタジーとして翻案したものなのかもしれないなあ。と、なんとなく思った。