読書17.「また、同じ夢を見ていた」 住野よる 双葉社
自分で自分のことをかしこいとしつこいまでに言い切っている主人公には、多少辟易する部分もあったものの、最後まで読めば、この性格でないと、この物語にはならなかったんだなあ。と納得した。
「幸せとは何か?」というテーマで、主人公とともにずっと考えさせられ、クライマックスに至る隣の席の男の子の言葉に感動させられました。
ネタバレして悪いが、書いちゃえ。
「僕の、幸せは」「僕の絵を好きだって言ってくれる友達が、隣の席に座っていることです」
確かに。これに勝る幸せはないだろうと思った。