読書18.「幕末・維新 シリーズ日本近現代史①」 井上勝生 岩波新書
再読です。今までの概念をひっくり返したと言うことで話題になったシリーズだけれど、前に読んだときには、よくわからなかった。単に、明治政府を批判して、徳川幕府よりなんだなあ? と思ったぐらい。
今は、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を同時進行で読んでいるので、登場してくる人物もかぶるし、以前読んだときよりは、幕末や明治がわかるようになったかと思う。その視点で見ると、確かに司馬遼太郎の言っていることとは逆なんだなあ。と思った。
歴史とは、語るもの次第というか、見方次第というか、いろんな読み取り方が出来るわけで、明治維新とはなんだったのかと、改めて考えるきっかけにはなったと思う。