星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士ガンダムZZ」第9話

第9話「宇宙のジュドー

グレミー・トト、初登場。そう言えば、いたなあ。こういうキャラ・・・、と、思いつつも、どんな役割を果たしていたか、全く思い出せない。まあ、今後の楽しみが出来たと言うことで・・・・。

一度は捕まっておきながら、ウソを並べて脱出したルー・ルカのやり方に女のしたたかさを見る。男たちがみんないいように翻弄されているじゃないか。まあ、男たちと言っても、この場合はマシュマーとグレミーだけだけど。
キャラクターにそういう細々とした演技をさせるのは、やっぱ富野作品だなあ・・という感じ。富野キャラは、しょっちゅうウソをつくから。

一方で、アーガマ内部ではビーチャとモンドが、「アーガマをエンドラに売ろう」と画策して、敵に位置を教えている。それに気づいたイーノは、ジュドーやブライトにそれを教えようとするが、戦闘のどさくさでなかなか言葉が通じない。これも富野っぽい演出。

ストレートじゃなくて、ちょっと入り組んだ演技だよね。そういうのが10代の頃はちょっと苦手と言えば苦手だったかもしれない。今はわりと平気で見ているけど、一癖も二癖もあるようなキャラクターたちよりは、まっすぐな子の方が好きだったもので・・・。
あるいは、ウソばかりつくキャラクターを使って、大人社会を表現していると言えばそうなのかもしれないけど。それこそ「だから嫌なんだよね、大人って」という言葉に説得力があるのかもしれないなあ。(^^);

最初のうちは混乱していたように見えた「ZZ」の世界も、なんとなく安定してきて見やすく楽しめるようになってきた。スタッフも慣れてきたと言うことなのかな? 面白かったです。続きが楽しみ。