星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ファンタジックチルドレン」第25、26話

第25話「ゾーンへ」
第26話「終焉そして始まり」

うーん・・・。まとめ方としてはきれいなんだけど、どうにも評価が微妙に低いのは、私には最後までヘルガ(ティナ)がよくわからなかったからかも知れない。

トーマがヘルガに惹かれて、守ってあげたいと一生懸命になっていた気持ちならよくわかるんだけど、ヘルガの方は何をどう考えていたのか、さっぱりわからない女の子だったしなあ。彼女はそもそもトーマのことをどう思っていたんだろう? ヘルガがトーマを好きになる時間はほとんどなかったというか、二人の交流のシーンなんか今までまったく描いてこなかったじゃないか? それなのに、最終回だけそれっぽくカップリングしたって無理が出るというものなんだよ。

最後にはあっさりとトーマと別れて「施設に帰りましょう」と言いだすし、現実に向かって強く生きると言うことを表現したかったのかも知れないが、それじゃ、今までヘルガの施設脱走のためにいろいろ尽力してきたチットの気持ちはどうなるんだ? いっそ、チットとヘルガがくっついてくれた方が、まだ嬉しかったよ。(−−);

前世の方にしたって、婚約者のセスにもソランにもいい顔をしているようだし、どうにもその八方美人的な性格が引っかかる。誰にでもいい顔をする聖女様って言うのは、あんまりキャラとしてひっかからない。みんながそんなティナ一人のためだけに犠牲になっているという状態もかなり嫌。

ただ、満足した部分としては、ベフォールの子どもたちについての解決部分かな。ヘルガの今の自分を生きようという決意から、彼らの心も動かされていく。だからこそ「デュマ! ヘルガを殺さないで!」というソレトの叫びにも共感できたし・・・。ヘルガはどうでもいいが、ベフォールの子どもたちが幸せになってくれるのなら、自分としてはそれでいいや・・・と思ったのも確か。結局、私はヘルガではなく、彼らにこそ感情移入して物語を見ていたのかも知れない。

最後までみんなを助けてくれたワンダーに合掌。こういう健気なロボットには弱い。(><)

何のかんの言って、結構楽しめたのは確かだし面白かったです。当初の予定通り、連続視聴が果たせたことには非常に満足してます。楽しかったです。

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