星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「風雲児たち」第19巻 みなもと太郎

97.「風雲児たち」第19巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス 評価★★★★

勝麟太郎蘭学勉強中・・・。
蘭学者が権力者ににらまれるのは、必ず政治にくちばしを入れてくるからだ」
「・・・批判しなくてもですか?」「しなくてもだ」
「権力者にとって、政治は自分たちだけの聖域だ」
「批判するしないに関係なく、政治という独占物に手を出してくるものを決して許さない!」「蛮社の獄は現代も続いているのだよ」

佐久間啓之助、藩主幸貫に謁見する。
「忠義とは何じゃ?」
「忠義にも上中下とございまして・・・」「うな丼みたいね」
「主君に背かず、言いなりになる。これも確かに忠義なれど下の下の忠義と申せましょう」
「次に主君の望みを叶える。これもまあ、中から並の忠義でございます」
「ならば忠の特上きもすい付きは」
「主君を真の名君にする! そのためには例え不忠者と罵られようとも、命をはって諌言する者こそ真の忠臣!」

アメリカの西部開拓史について。ジョン・万次郎、カリフォルニアのゴールドラッシュ時代に姿を現す。

坂本竜馬日根野道場に学ぶ。

高野長英の逃避行。宇和島藩に招かれる。彼の脱獄の際、協力した栄蔵、火刑に処せられる。

昔の処刑のやり方は、いちいち残酷で怖い。結構、簡単に人が殺されているので、そういう意味で江戸時代でなくてよかったなあ・・・と思う。

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