星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ファンタジックチルドレン」第24話

第24話「トーマの真実」

罪を犯したものとしてのトーマと、これから罪を犯そうとしているものとしてのデュマの対比が面白かった。だからこそ、ヘルガがデュマを抱きしめて、「罪を犯さないで」と語るシーンがなんだかちょっと感動的だ。トーマの嘆きが痛々しく見えるからこそ、罪の重さというものが強く痛く感じられる。

しかし、そんなヘルガをデュマは気絶させてしまいましたが、彼は父親殺しを断行するのだろうか・・・?

よくわかっていなかったけど、ティナの身体は起爆装置を内蔵したまま、まだ朽ちずにそこにあるということなんですね。あれって、単なる像じゃないんだなあ。わざわざ宇宙船で運んできたと言うことか・・・。手間暇のかかることをよくやったと思うが、それだけあの最終兵器の威力が、あの王弟にとって魅力的だったと解釈すべきなのだろうか? ギリシアの科学力をもってすれば、そのぐらいたいしたこともないのか。そもそも時間の流れ方も違うみたいだしね・・・。

ただ・・・。やはり、トーマはトーマであって、前世の罪まで引き受けなくていいのになあ・・・と思うよ。この描写だと、セスはあの場で死んでしまったみたいだし、彼だって地球に来る転生装置には乗っていなかったように見える。転生装置の傍にいただけで地球に来れるのだったら、ソランだって条件は同じだし、私の気持ちとしては、ソランとセスは、あのとき死んで、二人で一つの魂としてトーマとして生まれ変わったんだとそういう風に思いたいんだけどね。そういう解釈じゃ、ダメなのかしら・・・?