映画7.川崎逸朗監督「ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君」(日本・05)
お話や設定の部分は、そんなにたいしたことはないというか、なんで鳥かごに閉ざされている国なの? なんでみんな鳥を飼っているの? とかつっこみたい設定の部分がいろいろあったんだけれど、何せ、短い話だから、圧倒的に作画の動きで見せていくような感じだった。
いろいろ無茶だなあ、小狼くん。とか思ったけれど、戻ってくる方法をまったく考えずに、空高く飛んじゃいけませんよ。攻撃するのはいいけど、あとは落ちていくだけじゃないか〜と思って、ドキドキしました。
それでも戦闘シーンは、さすがの迫力。劇場版だから、思い切り動いて、気持ちよかったです。特に、ラストの大鳥が戦い合うシーンは圧巻でした。
なんにせよ、「ツバサ・クロニクル」の面々が懐かしかった。羽を探して異世界を旅する設定とキャラクター自体はいいと思うので、もう少しお話を工夫することが出来れば、もっといい作品になるのに・・・と思って、もったいなかったですよね。
ラストシーンで「ホリック」の劇場版とリンクするところは、なかなか感動的でした。確かに、この作品は2本立てで見る必要があるのかもしれません。
褒めちぎるつもりもないけれど、まあまあ、面白かったです。
http://www.production-ig.co.jp/contents/works_sp/1300_/