第32話「生涯の一大事」
ジョセフィンおばさまが、アンとダイアナの二人をシャーロットタウンに招待してくれる話。
もうそろそろ終わるけれど、「3ヶ月トピック英会話」というNHKの語学講座でずっと「赤毛のアンへの旅」というシリーズをやっていて、「アン」を原書で読みながら勉強していきましょうという番組なんだけれど、そこでシャーロットタウンについてもいろいろ説明してくれた。
シャーロットタウンというのが、プリンス・エドワード島の首都にあたるんだって話。お話の中でいろいろ地名が出てきて、シャーロットタウンも今まで何回も出てきたんだけれど、アンたちの住んでいるアボンリーは田舎だけれど、それに比べてシャーロットタウンがいかに都会かと解説してくれました。
正直、アニメだけ見ていても、これって都会なのかなんなのか、実はよくわからなかったりするんだけどね。外国はみんな一緒に見える・・・。
ただ、この回のテーマは、結局、ジョセフィンおばさまが最後に洩らした一言に集約されるんじゃないのかな。
「あんな子がそばにいてくれたら、私ももう少し幸せな人間になれたかもしれないねえ」
シャーロットタウンで暮らしたいかと聞かれて、アンがアボンリーを気に入っていると答えたから、ジョセフィンおばさまは軽く振られちゃったのだけれど。
アンが家に帰ってくる。そして、満足そうなマシュウとマリラで話を締めるけれど、そういう風に子供の存在が、孤独を抱えた大人を癒してくれるんだって、しみじみと思った。一応、「赤毛のアン」も「ハイジ」と同様に、そういうテーマを内包していたんだなあ、と気づきました。