第39話「バラ色のよあけロサリオ」
順調に面白い。ラプラタ川を船で渡って、ロサリオまで。船長と船員のマリオとマルコの船旅が続く。船乗りたちが、船の上でじゃれ合うように楽しげに騒いでいるのは、なんとなく宮崎アニメっぽい感じ。フォルゴーレ号の時も思ったけれど、こういう船乗りたち独特の雰囲気は楽しげでいいなあ、と思う。
川を渡る船の旅もいいなあ、と思わせてくれる。こういうのはやっぱり、小説を読んだだけじゃ味わえない醍醐味というか、アニメを含む映像表現には勝てないような気がする。文章だと船でどうしたとかそういう風にしか書けないけれど、やっぱ、百聞は一見にしかずで、映像で見せられると、その気持ちよさが直に伝わる感じがするもの。
船と船、筏が、川ですれちがう光景もいいし、洗濯女たちが船に向かって声をかけてくれるのもいい。
情景がきれいだし、登場人物がみんな優しいから、見ていても気持ちがいいです。次回を待ちます・・・。