星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「青い文学シリーズ」第7話

第7話「こゝろ」前編

原作は既読のはずだけれど、20年前のことなので、どんな話かすっかり忘れていた。初めて見るのと、あんまり変わらないわ。

Kのキャラデザが秀逸だなあ、と思った。ガタイが大きくて、目が極端につり上がっていて、その表情含めていかにも怪しげな風情なので、お嬢さんの後ろに立っているだけで、確かになんか怖いというか、妙な迫力がある。傘を差して、坂道を降りてくるところの心理表現は見事だなあ、と思った。

ほかにもいろいろと、何もしていないのに、なんとなく怪しく見える心理演出が上手いなあ。と思う。一方で、小畑健のキャラデザのせいか、先生が、最初から嫌な奴というか、どこか偽善者っぽく見えるのがまたいいなあ、と思った。

後編は、アニメオリジナルらしいから、見るのを楽しみにしてます。同じ話でも視点を変えて描いてみるという試みは面白そう。近いうちに見れたらいいな、と思いますが、さて・・・。