星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「涼宮ハルヒの暴走」 谷川流

小説・一般6.「涼宮ハルヒの暴走」 谷川流 角川スニーカー文庫

短編集。この作品のヒロインは、実は長門有希だったのか〜、と改めて思わせてくれた長門3作。

エンドレスエイト」は、「消失」後に読むと、やっぱりハルヒのひどさが際だつ。ハルヒは無意識にやっているんだろうけど、そのせいで・・・と思うと、なんか腹立たしい。その分を、「雪山」で取り戻したとも言えるんだけれど・・・。

射手座の日」は、やっぱり、アニメでみるよりも、小説で読んだ方が有希の心情がより伝わるような気がする。深読みすれば、これをきっかけにして、「消失」につながるんじゃないかという気がした。

雪山症候群」は、まだアニメになっていない分、これからどうなるのか? と言う興味で読ませてもらいました。謎の館からの脱出はいいけれど、謎が謎のまま残ってしまったので、続きが気になるところです。長門を倒せる勢力がいると言うことか? 意味深なセリフを残した鶴屋さんが何者なのかも気になるところだし・・・。伏線貼りまくりはいいけど、ちゃんと回収して欲しいところ。ここから新展開だと思っていいんだろうけど、本音を言えば、長くなりそうな展開は避けて、もう終わってもいいよ、と言うところなんだけれど・・・。

「消失」の後日談として、ハルヒの「有希は大切な仲間よ」発言が聞けたことと、倒れる長門に萌えさせてもらったので、まあ、いいか・・・というところかな?