星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士ガンダムUC」第1巻 ユニコーンの日上巻 福井晴敏

読書4.「機動戦士ガンダムUC」第1巻 ユニコーンの日上巻 福井晴敏 角川コミックス・エース

アニメ版は、出ているだけ全部(5巻まで)、見ていると思います。ただ、アニメ版に関しては、作画は丁寧できれいだけど、お話は何をやっているのかついて行けなくて、そんなに面白いとは思わなかったのが正直なところ。夫が古本屋で原作小説を買ってきたし、裁断するつもりらしいので、裁断される前に読んでしまおうと思いました。

大体、アニメ通りの展開だと思ったけど、やっぱり小説の方が設定を細かく説明してくれるし、キャラの心情も丁寧に書いてあるので、状況がわかりやすいです。正直、ここまで丁寧に書かなくても・・・と思う部分もあって、丁寧な分だけ冗長な感じもしますが。1巻をまるまる使って、物語がちっとも進んでいないという・・・。

バナージがミネバと一緒にカーディアスの屋敷にたどり着いて、「あなたはもういいから、帰って」とけんもほろろに捨てられるあたりまでです。

こうして改めて読み直すと、これって「ラピュタ」なんだなあ。と思いました。空から降ってくるお姫様を助けて、一度は見限られて、別れたものの、やっぱり気になるから、引き返して、ぎりぎりのところで助けたり、追いつ追われつしたり・・・。そんな感じの展開。正統派のボーイミーツガールの物語をやりたかったと言うことなのか。

それに加えて、「ラプラスの箱」の謎も気になるし、これからどうなるのか、続けて読んでいきたいと思います。アニメだけじゃよくわからなかったので、楽しみにしてますよ。続きを待ちます。