第12話「お願いごとひとつ」
・・・うーん。細かいところにつっこみをいれるのは悪いかな〜と思いつつ、どうにも私は島田満の脚本が嫌なんだわ。
「どこへ行くんだ? 理樹」と訊かれて、「閉ざされた世界の外に出るんだ」と答えたときに、なんか、その言い回しが嫌だなあ。と感じるのよ。なんかそんな直接的な表現じゃなくて、もっと、もうちょっといいセリフはないものかね?
鈴と小鞠ちゃんの屋上での別れをどこにいれるのかと思っていたから、理樹が倒れて、鈴視点に切り替わるのは、まあ、いいとして。
線画でのそれぞれの女の子たちとの別れも、なかなか泣かせてくれたし、感動的だったから、それはそれでよかったとして。
最終的に鈴が、長々と独り言を話している、その部分が、なんかいちいち、説明的すぎて、感動も何も吹っ飛んじゃうと言うか、「こういうとき、どう言うか、小鞠ちゃんが教えてくれた」と始まったときに、「よーし」じゃねえだろうって、どっか、すごく恥ずかしくて、困り切ってしまったというか。
まあ、このアニメ版が、小鞠シナリオをメインにおいていたのは、何となくわかるんだけど・・・。別に私も小鞠ちゃんが嫌いではないんだけれど、それでも何か、すごく感じるこの違和感は、やっぱ、都乃さんのせいですか? もともとゲームの小鞠シナリオもすごく変だと思っていたんだけれど、どっか、それに近いものを感じるんだわ。
期待しすぎているせいかもしれないんだけれど。私的には、もっともっと上手く見せられたんじゃないかと。そんな気がして、やっぱ、残念なんですよ。ただ、やっぱり、このアニメ版では、これが限界なのかな。とも思うし、悪くなかったとは思っているんですが。どこかでちょっと愚痴を言いたい。という、そんな感じ。