星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「トラップ一家物語」第25話

第25話「白銀のアルプスにて」

ルーペルトの進路相談。お父さんの答えがよかったな。

「人の役に立つ仕事について欲しい。あとは、お前が決めることだ」

「人の役に立つ仕事」というのが、簡単なようで難しいというか。「フロイラインマリアはどう思われますか?」とばかりに、二人でルーペルトに向いていることを考えてみたり、すっかり、お父さんとお母さんの風情ですよ。

クリスマスに、男爵だけを自分ちの別荘に招待したイヴォンヌ姫は、ちょっと無神経なんじゃないかと思っていたが、今回は、新年あけに、家族そろってのご招待。フロイラインマリアもおいでください。とのことだったので、まあ、その方が理にかなっているなあ。と思った。最初から、そうすべきだったのに、それが出来ないのは、イヴォンヌ側にも何か事情があるのかと、勘ぐってしまう。(姿を見せない伯爵(イヴォンヌの父親)がどんな人なのかも、気になるところだし・・・)

家族そろってのスキー休暇という感じだったが、スキーっていつの時代からあるんだろう? スキー場らしきところに、リフトまであったんだが、ヨーロッパでは、もうこの時代からあるの?? と思って、調べてみた。

この作品の時代背景は、1930年代後半みたいだから、日本で言うと、昭和初期か。1924年に、冬季オリンピックが始まり、スキー競技もちゃんとあるらしいから、この時代のオーストリアの人たちが、普通にスキー場でスキーを楽しんでいてもおかしくないわけで、少し勉強になった。ちなみに、日本へのスキー伝来は、明治後半。