星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ぎんぎつね」第6話

第6話「どんな顔してる?」

・・・うーん。なんだか微妙なのは、どうもいまいち感動できないというか、なんかいかにもこれで感動してください。と言わんばかりの作り手側からの押しつけられ方に、ものすごく反発したくなると言うか。

癒し系、泣かせ系の振りをして、頭で作っているだけの感動系という感じがする。いまひとつ、物語に乗れない。

孤独なはずの少年が、「根暗なだけじゃん、お前〜」と言う感じに見えるし、前から感じていたが、のほほんと笑っているお父さんを見ていると、どうにもむかついて、グーで殴りたくなると言うか、机か椅子でぶん殴ってやったら、さぞかしすっきりするだろうなあ。という凶暴な衝動しかわき起こらない。なんだか見ていて、ものすごく腹が立つわ〜。

無理して、癒し系に作ろうと、取り繕っている話。みたいに見えるから、どうもいまいち、乗れない。この程度で人を泣かせようと思うなら、甘いんだよ!! と、突き返してやりたい気分になる・・・。

とはいえ、部分的によかったと感じるのは、「お守りというのは、人からもらった方が御利益があるんだ」という豆知識の部分で、最後にそのセリフを出してくるのなら、物語の方もなんかそれとつながるようなエピソードを持ってくるべきだったんじゃないのか? と思った。

あと、自分的にすごく実感するのは、この男の子が、素直に笑えるようになったとしたら、それはこの神社にいる人々が暖かいからではなくて、嫌な人間ばかりのいる実家から出られたせいなんじゃないかと思う。嫌な場所からは、離れるのが正解。その気持ちなら、ものすごくリアルに感じる。そんなところに、いつまでもいる必要はないんだって、出られてよかったね。と、そこにだけ、ちょっと共感する部分はあった。

もう、切ってやろうかという感じもするんだが、とりあえず、次回を待ちます・・・。