星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「伝説巨神イデオン」第11話

第11話「追撃・遺跡の星」

「私がほしいのはこういう写真じゃないのよ」「だったら、自分で撮りにいきなよ」

「こちらに任せると言った以上、余計な手出しはしないでもらいたいものだ」

たまたま並んだだけかもしれないけど、生々しい現場の声という感じがして、印象に残った。

ハルルさまと、ギジェ・ダミドの船が接触する。報告は聞いたが、イデの船や巨神に関しては、半信半疑のハルルさまは、自分の目で確認したいという。そういうところ、カララと似ているのかもしれない。

バッフ・クラン側の思惑が、人それぞれで違うというのが面白い。ハルルとグハバ、ダミドが、それぞれの考えで動いているのが、見て取れて、特に部下であるグハバやダミドには、ハルルさまが勝手に出した命令には口出しできないという。そういう人間関係の機微が伝わってくるのは、富野作品らしいところ。

バッフ・クラン側は、ソロシップに発信器を取り付けて追いかけてくるんだけれど、ソロシップのメンバーにそんなことはわからない。情報が漏れているのはカララのせいじゃないのか? と言う疑惑が生まれ、戦闘に口出しするカララに対しても「信用できるのか?」との声が上がるし、カララを信用したいベスとしても悩みどころで、その関係性も面白いね。

前回あたりから、急速に面白くなってきた感じ。続きを待ちます。