第3話「5/22、嵐」
原作の隙間を縫うように、アルベールの友人たちが丁寧に描かれる。リュシアン、ポーシャン、ユージェニー、ヴァランティーヌ、マクシミリアン、シャトー・ルノーが初登場。みんなで城壁までドライブに行くシーンなんか原作にはないし、ここでマクシミリアンとヴァランティーヌが初めて出会ったというのもアニメオリジナルの展開。しかし、みんなの会話がちゃんと原作に準じてそれっぽいので、なんだか嬉しい。
詐欺師にだまされているんじゃないか? と全員から指摘されているアルベールだけど、「だまされやすいタイプよね」と言われるのも、まったくその通りで、友人たちはみんなアルベールのことをちゃんとわかっているんだなあ。と。
一生懸命伯爵を擁護しようとしているアルベールがかわいいし、むっとしているフランツもいい感じ。そう言う関係性がいいよね。
伯爵が、メルセデスの絵の前で立ち止まっているのもぐっと来るものがあったし、ラストではいよいよアルベールの両親と顔合わせで、続くになった。
順調に面白い。見せ方もうまいし、これからの展開にわくわくしますね。続きもすごく楽しみです。