星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

白石晃士監督 「貞子VS伽椰子」

映画14.白石晃士監督 「貞子VS伽椰子」 (日本・2016)

この手のホラー映画は、夫の趣味に付き合っているから、「呪怨」も「リング」もひと通り見てます。(全部じゃないけど)。

貞子の呪いに対抗するには、同じくらい強力な呪力を持つ伽椰子にぶつけるしかない。とかいう、ネタのような作品でしたが、見てみたら、思いの外、面白かったです。

何より、キャラクターが立ってた。主人公の女性が通う大学の教授。キャラが面白すぎる。こういう変わり者の先生は、たしかに、大学ならいてもおかしくないという感じもするけど、「僕は呪いのビデオを見てみたい」とする、彼の過去に何があったのか、気になるところです。

あと、この先生が知り合いだと言って紹介してくれた除霊師のおばさんや、霊能者の二人組。映画の割に、キャラがどこか漫画的で、しかも、やることがいちいちかっこいい。これぞ、本物という感じがする。

九字を切るというのは、よく小説で読んだけど、こうも素早く手を動かして、呪いを閉じ込めるというのは、見ごたえがあってよかったと思います。うっかり、へ~、そんなふうにやるんだ~、などと思ってしまったじゃないか?

この人達が活躍する物語があるなら、ちょっと見てみたいかな、と思いました。そのぐらい、よかったです。