星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「1Q84 BOOK1 <4月ー6月>」後編 村上春樹

読書22.「1Q84 BOOK1 <4月ー6月>」後編 村上春樹 新潮文庫

2巻目に入って、いろんな設定が新たに明らかになってきた。オウム真理教を思わせる宗教団体が背景にあるみたいで、主人公たちが戦わなきゃいけない敵…みたいな連想をさせられるが、さて。

天吾の物語と青豆の物語は、同じ世界観かと思いきや、天吾が青豆の物語を書いているのか? という多重構造までにおわせてきた。青豆の物語のほうが、人殺しやレイプ犯罪など生々しい設定を扱っている分だけ、ファンタジー要素を強調して、これは現実じゃないとはっきり言いたいのかもしれない。と思った。