赤いのは我慢できたが、CMが多すぎるのがつらかった・・。(><)
金曜ロードショーって久しぶりに見たけど、こんなにCMばっかやっていたか? いくらなんでもやりすぎだよ〜。
しかし、そのせいかどうか、映画を見たときには詰め込みすぎの印象があった作品だけど、ぶち切りにされたおかげで、場面場面を区切りながら丁寧に見ることはできた。
とにかく印象に残ったのは、やたら汚物にまみれるシーンが多いんだなあ・・ってことかな?
清濁混在のこの世界観ってなんなんだろう? とか思っちゃった。
「湯屋」だから「汚物を洗い流すイメージ」かとも思ったけど、そう単純でもないのは、汚れたものを洗い流してきれいにするシーンというのはあんまり描いていないんだなあってこと。やたら汚すシーンばかり強調しているように見えた。
「もののけ姫」のときも汚物にまみれる主人公二人・・っていうのを描いていたような気がしたが、やたら「きれい」なイメージがある宮崎作品だから、自分でそれをわざと汚そう汚そうとしているんだろうか? とも考えてみた。
あと、千尋の「靴」がやたら目立って見えるんだけど、これもわざと強調しているんだろうか? だとしたら、そこにどんな意味があるんだろう? とかいろいろ想像していたら、楽しかった。
そう言うのを含めて、この作品を心理学とか民俗学で検証してみると面白いだろうなあ。やろうと思えば、それだけで「千と千尋」本が作れるかもしれない。「千と千尋をこう読んだ」という私なりの解釈本・・。
いくらでも切り口がありそうな気がするけど、そういうのはもっと宮崎マニアな人たちがこぞってやりそうな気がするから、私はまあいいや・・。