星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「竜馬がゆく」第8巻 司馬遼太郎

17.「竜馬がゆく」第8巻 司馬遼太郎 文春文庫 評価★★★★

前巻を読み終えてから一ヶ月以上かけて、ようやく最終巻を読み終わりました。少々読書をさぼっていたせいなんだけど、いくらなんでも、さぼりすぎたかしら?

作品の根幹のテーマとして、「人はなんのために生きているか?」「事をなすためじゃ」という想いが語られていたけれども、それは単純に竜馬の生き方だけのことじゃなくて、この長い物語を書いた作者の司馬遼太郎にも言えるんだと思います。

人は死んでも、作品は残るから・・・。

ああ、やっぱり、そういう意味で、ダメ元でも、もっともっと作品を残さなければなあ・・としみじみ思いました。なんでもいいから、書いたものは後の世に残っていくし、それが誰か別の人の心に残れば、それは新しい命になるんだから。

最後だけど、坂本竜馬の生涯に我が故郷である越前福井藩がかなり貢献しているのを知って、ささやかながら嬉しかったです。一応、松平春嶽とか由利公正の名前は知識として知っていたけど、どんなことをした人かまではよく知らなかったので・・・。勉強になりました。

しかし・・・小説を読むのにはこんなに時間がかかることを思えば、歴史の勉強はマンガを読んだ方が早いかしら? という気にもなってきた。歴史物のマンガも探せばいくらでもありそうだしねえ?
まあ、とりあえず、うちにあるマンガの本を全部読み切ってから考えます。いっぱいたまっているのよ・・・。きりがない・・・。(^^);