第10話「心は伝わりますか」
つばさちゃんが泣くシーンで、思わずもらい泣き。しかも、2回。空に気球が浮かんでいるのが見えるシーンと、ラストのヒカルちゃんとケンカするシーン。
矢島晶子さんてば、嗚咽の演技がうますぎる。あんな風に絞り出すように、苦しそうに、つらそうに泣かれたら、こちらまで悲しくなっちゃうよ。(;_;)
「ヒカルちゃんには、私の気持ちはわからないよ!」「だって、ヒカルちゃんは人間じゃないもん!」
このセリフを言わせたかったんだろうなあ。本当の姉妹じゃないもん・・。それは、二人の少女の中にあった壁みたいなもので、そういう本音をぶつけたことで、逆に初めて二人の気持ちは結ばれたんだろう。
それはわかっている。けど、私はあなたが好き・・。ヒカルの言葉には泣けるものがあって、いや、もう感動でした。
あと、「お墓参り」というのはやはり大切な儀式だと思う。
手塚先生が亡くなったとき、私も一年後の命日にあわせて行ってきたが、お墓の前に行くだけで、別れを告げることができるのは不思議だ。その「死」をそうやって再確認すると自分の中に一種の区切りがつく。そういうシーンで、ラストが締めくくられているのに感心しました。