星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ハーメルンのバイオリン弾き」第7,8話

第7話「後継者・ハーメル」
第8話「パンドラの箱

スフォルツェンド公国到着。厳しいよなあ。この話。せっかく母娘が再会したというのに、誰も優しい顔を見せない。

見ていてつらかったのは、公国に着いて、ホルンさまの顔を見たとたんにトロンが駆け寄っていったこと。ホルンさまについて、泣き出してしまうこと。
フルートに対してきつい言葉を投げていたトロンが、そうやってホルンさまにはなついている。そういうのを目撃しちゃうのは、フルートの立場ではつらいだろう。

その突然現れた実の母親が、優しい言葉をかけるまでもなく、まず最初にやったことが「背中を見せなさい」と娘の服をはぎ取ること。近くには男たちだっていっぱいいるのに、10代の女の子に対して、あまりにひどい。

こういうのも、後の展開への伏線かな? 最初は思い切り厳しく冷たく、王家としての威厳を持って接するというのも。少し前にダルセーニョで死んだトロンの母親との比較が見えるから、ますます辛いところ。

ハーメルの立場も辛いだろうが、そっちはあんまり気にならなかった。(^^);
とにかく、フルートがかわいそうで・・・。私の視点は、つい彼女に向いてしまうみたいです。続きが楽しみ。