第20話「泣き虫セシリア・前編」
第21話「泣き虫セシリア・後編」
・・・これは、なんて言うか、「イタイ」物語でしたね。(><)
セシリアの情けない部分、自己中心的な部分が、自分的にグサグサくるというか・・・。他人の足を引っ張るだけ引っ張って、そのくせ「あたしは・・そんなつもりじゃ・・・」と泣いてごまかそうとするみたいな「こういう身勝手な女が、俺は一番嫌いなんだ!」というスタッフ側の声が、はっきりと聞こえてくるような感じ。
「女性」にこだわる富野監督ならではの切り口と言えばそうかも。
とことんまで「女の嫌な部分」というのを見せつけてくるような感じ? これだから女は嫌いなんだ! と言いながら、女ばかり追いかけている監督らしい作品になってます。
セシリアにはモデルでもいるんでしょうか? だとしたら、ずいぶん残酷な描き方だなあ・・・と思うんですけど。ウォンさんのセリフも、どうもリアルで、誰かに言われたことをそのまま腹いせに作品にしたみたいに見えます。
セリフがとことんまで富野セリフになっていたことを思えば、監督が直々にストーリーを作ったのかな? と思わせられるんですけど、とにかく、やたら「怒っているなあ」というのが見て取れました。
自分的には、セシリアの姿を反面教師にする必要があるなあ・・・と感じて、自分が怒られたような気持ちになりました。そういう意味で、痛かったです。はい。(><)