8.北久保弘之監督「老人Z」(日本・91)
面白かったです。寝たきり老人の介護というテーマは、もはや深刻な現実問題なので、いろいろ考えさせられる部分も多かったです。
実際、ここまで厳密に作られた介護ベッドがあったら欲しい・・・と思ってしまっても仕方がないでしょう。特に排泄とお風呂の問題は深刻だし、機械に任せきりに出来るなら、そう言う意味では理想的なベッドでした。
あんなに親身になって介護をしてくれるボランティアのお姉さんはむしろ貴重だと思う。機械的にしか老人を扱わない老人ホームの問題とあわせて、現実的に厳しいテーマを突きつけた作品だと思います。
コンピューターの描写などは、今となってはちょっと古いけど、逆に懐かしい感じがしましたね。
お爺ちゃんの話だと思っていたのに、最終的に亡くなったお婆ちゃんの物語になっていく部分で、感動しました。
「海が見たい」というお爺ちゃんの希望にそって物語が進んでいくけど、暴走する介護ベッドのアクションは見応えがありました。戦闘シーンまであるのは、アニメファンへのサービスかな? 先日、乗ったばかりの湘南モノレールが出てきたのはちょっと嬉しかったです。
声優では、昔のマスオさん=近石真介さんの声がよかったです。えらくかっこいい声で、「これ、マスオさん? マスオさんだよねえ??」とびっくりしました。(^^);
いい作品でした。オススメです。
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<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006C1VE/seiseikai-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">老人Z</a>