星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ファンタジックチルドレン」第16話

第16話「回帰、霧の中へ」

「先生は、誰かとても好きだった人と離ればなれになってしまったんだね。だから、そんなに悲しそうなんだね」「ぼくがもっと大人だったら、先生を守ってあげられるのに・・・」

この少年のセリフが泣かせます。目ウロコだったんだけど、この言葉でようやく気づいた。ティナが帰りたいのは、ソランの元へなんだ。彼女が求めていたのは、場所じゃなくて、人だったんだ。あの絵の場所は、二人の思い出の場所の光景だったんですね。(;_;)

だから、どんなに転生を繰り返して、新しい恋人と出会ってもダメなんだ。たとえ、大人になっていてもあの少年じゃダメだったんだろう。(セラフィーヌの例があるし・・・。あるいは、あの少年の生まれ変わりがジムだったとしても、私は驚かないよ?)
彼女は、帰りたい場所、帰って会いたい人のことを心のどこかで覚えているから。だから、繰り返し、同じ絵ばかり描いているんだな・・・。なんだかティナが健気でかわいそう。こういう話には弱いかも知れない。(><);

しかし、ソランの生まれ変わりが、トーマなのだとしたら、今度こそヘルガは運命の相手と再会したことになる。彼女の方にその記憶はなさそうだけど、トーマはうすうす記憶を取り戻しつつあるみたいで・・・。

ソランの親友のセスがあまりにいい人だったので、ちょっとできすぎじゃないかと思ってしまった。(^^); が、そうすると、トーマの夢の中で死んでいた相手がセスなんだろうか? 一体、惑星ギリシアで、どんな事件が起こったのかな? どうやら、王家のお家騒動なのは間違いなさそうだけど・・・。
それも含めて、続きも楽しみです。