Karte60「過去ある二人めぐり逢い」
これは、素直に感動しました。普通のラブストーリーとして、きれいにまとめたんじゃないでしょうか？
一応、いつもの原作との比較ですが、エピローグの部分がアニメオリジナルです。原作では、法廷で彼と再会したとき、彼女が彼を思い出し、「トオル！」と名前を呼ぶところで、ぶつっと終わってます。その後のことは、説明する必要がないでしょう・・・というのが、マンガ版の終わり方なんだけど、アニメではドラマとして二人のその後をきちんとまとめた形ですね。
「情状酌量の余地はなし。被告には実刑判決を・・・！」
という展開だけど、個人的にはそれで正しいと思います。これで、恋人だったから、彼が道を誤ったのは自分のせいだったから・・・とかいう私情を交えて、裁判が変わっちゃうようじゃやっぱまずいでしょ。そういう甘さを排除したところで満足しました。
その代わりに「今度は私が待つわ。貴方が帰ってくるのをずっと待っているわ」というアニメオリジナルのＥＤが入ったところが、なかなか泣かせる展開でした。今度こそ、幸せにね・・・と応援したくなりましたよ。とりあえず、トオルくん、よかったね・・・ということで。
