星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「NANA」第5話

第5話「レンの夢、ナナの思い」

5話に感動した勢いで、6話も一緒に見ちゃおうかとさっき、ちらっと思って、6話冒頭を再生してみたのだけれど、ナナの物語から奈々の物語に急に移動しちゃうとギャップに苦しむことになるね。あまりにノリが違うので、視聴を止めた。6話を見るのは、やっぱ、もうちょっと保留にしよう。
この作品は、一気にまとめて見ずに、1話ずつじっくりと物語を楽しむ方が、正しい視聴スタイルなのかも知れないな、と思いました。単独の1話ずつで一つの物語として、完成されているみたいだから・・・。

とにかく、第5話で印象に残ったのは、繰り返される「防波堤」の描写かな?
激しくぶつかってくる荒々しい波のような思いを、無理矢理せき止めているみたいで、その象徴に見えました。

「雪の降る海辺の町」というのが、大体、どのあたりをモデルにしてあるのかわかりませんが、やっぱ、日本海側だろうか? という気もします。暗い閉ざされた雪の町・・・という雰囲気は、なんとなく、北陸の印象なんだよね。実際、あの海は日本海だと思った方が、なんかイメージ的にかっこいいじゃん・・・というのは、北陸出身者のひいき目かな? 新幹線が止まるんだから、新潟だと思いたい。 

「自分の人生は自分で決めろ!」とばかりに、進路の決断をナナに任せたレンは、もしかして、彼女に追ってきて欲しかったのだろうか? ともちらっと思った。だけど、それは彼女の側が決めることで、男が女の未来を決めつけちゃいけないんだよね。

そういう部分で、これは、一人の女性が、男に頼ることなく、自分で自分の夢を叶えるための物語なのかも知れません。そういう自立した女の強さが、目茶かっこいいなあ・・・と思います。

そういう意味では、これは奈々の物語ともリンクして、立場は全然違うけれども、奈々もまた彼女なりに男に頼らずに自分の夢は自分で叶えようと決意したわけだから、二人の目指そうとしている道のベクトルだけは似ているのかも知れないなあ・・・と思いました。

歌はいいなあ。と思いました。ああいう形で、バンドで歌うのもなかなか気持ちいいかも知れない。そういう意味で、ナナの姿がなんかちょっとうらやましかったです。本当、かっこよかった。ステキでした。次回も楽しみです!