第1話「デオン∴リア」
圧倒的な情報量で、正直、とてもじゃないけど、ついていけなかった。主人公が何をやっていて、どの組織とどの組織がどうつながっているのか、さっぱりわからないと言う感じ。
だけど、むしろ、作り手側も受け手が混乱するだろうことを承知の上で、「わからないところは、わからなくて結構」と開き直っているように見える。作り手側のそういうところ、どこか富野アニメっぽいなあ、と思いました。
絵の感じも物語の展開も、海外輸出を計算の上で作られているようで、どうにもこういうのっぺりした絵の感じは、私は苦手。萌えとは無縁で、正反対にかわいくない無機質な感じを受けた。きれいなんだけど、硬質で冷たい感じ。
それでいて、殺人や誘拐がテーマになっているし、そこに宗教要素も絡んでいるから、ますます取っつきにくい印象を受けた。
とは言え、それも含めて、壮大な物語の序章として描きました・・・という感じなのかな? とは思います。
私だけが見るんだったら、たぶん、第1話で切った所だけど、夫が見ると言っているので、しばらくつきあうことになりそうです。おいおい面白くなってくるだろう・・・ということで。