第5話「モルテンの大ピンチ」
これは面白かった。ニルスたちって、動物とばかり喋っていたような印象があったんだけれど、結構、人間に見つかって、捕まりそうになるパターンって多かったのね。
ニルスが小さい分だけ、子供たちは大きいし、巨大な足がいくつも迫ってくるのは、なかなか怖かった。ニルスとキャロットが原因で、人間に捕まってしまったモルテンと、彼を助けるために奮闘するニルスたち。
小さな身体ではやれることにも限界があるんだけれど、城の中にはいるために、女の子の持っていた荷物の中に忍び込んだら、ふたを閉められちゃって、さあ、大変。しかもその荷物が振り回されて・・・と言った描写は、これからどうなるんだろう? という部分で、すごく楽しめました。
何しろ、ニルスが子供たち相手に右往左往している間、モルテンの方は、殺されて、料理される寸前で危機一髪という感じだし、最終的に助かるのがわかっていても見ていて、面白いですよ。
まあ、野暮な大人のつっこみを入れるなら、いくら料理するためとは言え、ガチョウを生きたまま、煮えたぎったお湯につけようとするのは、やめた方がいいよ・・・と思いましたが、この辺は、子供向けアニメの誇張として受け止めるべきなんでしょうね。
どたばた展開でハラハラさせられたあと、最終的にモルテンがニルスを拾って飛び出して、窓から外へと舞い上がるシーンに感動しました。狭いお城の中から飛び出すと、本当に気持ちがいい。雁の群れも迎えに来てくれたしね。
よかったです。続きも楽しみです。