第47話「オーレリィの顔」
いよいよ、物語も大詰めに来たなあ、という感じで盛り上がってますけど、ビルフラン様が、いよいよ、オーレリィのことを孫かも知れないと気づき始めた。その辺は、音楽の盛り上げ方も相まって、なんかもう、見ていて、わくわくしましたよ。やっと、気づいたか〜と思って、感無量。
実際、今の今まで、自分の息子のことばかり考えていて、その妻と子供のことを完全に失念していたというのもひどい話なんだけれど、やっと、その家族を捜すようにとの想いが生まれたんだね。
ペリーヌが、自分の旅の話をビルフランにしていたことが、ここでようやく伏線として生かされたわけで、その辺含めて、いい構成になっているなあ、と思いました。
と言うか、実は、私の記憶の中では、よもやビルフランが息子だけを捜していたとは思ってなくて、その家族のこともずっと追跡調査していたんだと思っていた。実は違ったのね。家族のことはどうでもよくて、ここまできてやっと、その可能性に思い至って、急に探してくれという話になったのか。と、そこら辺を確認できたのが収穫でした。
今度は、エドモンの家族を捜していることを、あえてペリーヌには秘密にしている。内緒話が、逆方向を向いたのが面白いなあ、と思いました。フィリップ弁護士は、その可能性も視野において、ペリーヌにバロンのことを聞いたんだなあ、と言うのがわかるので・・・。
いよいよ来るか、感動の展開。続きもすごく楽しみですよ〜。次回を待ちます。