読書12.「機動戦士ガンダムUC」第9巻 虹の彼方に(上) 福井晴敏 角川コミックス・エース
非常にきれいな物語だとは思う。思うけど、なんだか納得がいかないのは、やっぱ、この話はミネバを描くことには失敗しているような気がするからだ。
物語上、「あなたの言葉には力がある」「あなたはそれだけの価値がある人だ」などと、登場人物に言わせてますが、力なんかないから!! ミネバのセリフを聞いても、説得力なんかないから!! それが問題。
ほかのキャラはまだしも、ミネバだけはなんかやっていることがめちゃくちゃに見える。わがままお姫様がやりたい放題やっているように見えて、私は彼女には同調できない。
それでいて、ネェル・アーガマの連中が、やたらとミネバを甘やかしているように見えるから、なんだかなあ。と言う気分。
女性キャラを描くのは、それだけ難しいと言うことなんだろうか? と、ちょっと考えてしまいましたよ。とりあえず、次で終わりみたいだから、物語がどう決着を迎えるのか、楽しみにしてます。頑張って読むつもり。

機動戦士ガンダムUC (9) 虹の彼方に (上) (角川コミックス・エース 189-11)
- 作者: 福井晴敏
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/08/26
- メディア: コミック
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