星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「トラップ一家物語」第9話

第9話「トラップ男爵の婚約者?」

・・・なんかこう、大人の目線で見ると、このお父さん、大変だ〜。というのが、しみじみとわかって、苦笑するしかないというか。

2年前に亡くなった奥さんのことを愛していて、再婚なんかとても考えられない。しかし、子どもたちが母親を失って、悲しんでいるのがよくわかる。子どもたちのことを思えば、新しい母親が必要かな〜と思って、悩んでいるし、そこへもってきて、子どもたちの世話を頼んでいる家政婦のおばさんは、「早く結婚しなさい!」とせっせと、そればっかり言ってくる。一方で、会社はうまくいってなくて、資金繰りが大変だ。貴族の姫は、どうやら自分に恋心を抱いているらしい。彼女と結婚すれば、とりあえず、会社は何とかなるんだけど、でも、あんまり好きじゃないんだよなあ、この女。色仕掛けでつきまとわれても、すごく迷惑。ものすごく嫌。しかし、こちらは男爵、向こうは伯爵家。形式もあるから、頭下げなきゃいけない立場だし。頭を下げりゃ、それを見た娘は激怒するし。

どうしたものかな。という感じで。このお父さんに同情しますよ。

将来的に、フロイラインマリアと結婚することになるのは、わかっているので、このお父さんからしてみれば、その手があったか! と思いついたと言うことなんでしょうか・・・。

あと、面白かったのは、子どもたちのうち、息子二人は、やってくる伯爵家の姫に興味津々で「見に行こうぜ」という態度だし、それを見て、ヘートヴィッヒは大激怒。「どうして男って、こうなの!」長男の方は、そんな妹を見ながら、「どうしてもっと冷静になれないのかな〜」とぶつぶつ言っているし、そういう男女の見方の違いというのが、よく出ているなあ。と思いました。