第39話「眠れる奴隷」
我々は皆、運命の奴隷なのだ。という言葉のセンスがいいな。と思った。
身を挺して、ブチャラティの運命を変えようとしたミスタの姿に感動する。あんた、そんなにブチャラティのこと好きなんかってのが伝わるじゃん。
本当に、そんなにまでして守りたかったブチャラティが、もう死んでいると知ったとき、どれほどショックを受けるだろうかと思って、早くコロッセオに行こう、ブチャラティを助けようと言っている彼の姿が気の毒に見える。あえて、そのシーンを避けたのも、物語の展開としていいな。
あと、ラストシーンのジョルノの服が真っ黒なのが、なにか暗示的でいい。その先に何があるかは物語は描かないけど。ただ、彼が、新しいボスになったんだというのは、伝わるから。
いや、原作を読んだときには、第5部はあんまり好きじゃないと思っていたけど、こうしてみると、思いの外、きちんと終わっているんだなあ。と思って、感動しました。良かったです。