第36話「アスラン脱走」
ディスティニープランの説明を聞いたあとだと、議長の言っていることもよく分かるんだけど、要するに、人は適性のあることをやるべきだと言う話で、キラは、戦闘能力が高いから、戦士になるべきだと言っているわけで、彼自身の意志は無視して、そうしなければいけない。という理屈で、向いていることとやりたいことは本来別のはずなんだけど、それを認めない世界を作りたい。完全に管理された社会って、そういうことでしょ?
遺伝子で適性のある仕事を選び、それに沿って、生きていく。自分で選ぶことは許されない。キラは、戦士に向いているかもしれないけど、本来、本人は戦いたくない人なんだ。向いているからやらなきゃいけないとか、社会に強制されるものじゃないよね。
自分で選ぶことのできる社会は、本当に不幸なのかと?
アスランとともに行くことをミーアが拒否し、逆にメイリンがミネルバを裏切ってまで助けようとした、このエピソードは結構、好き。彼女たちが、それぞれに選んだ道。