星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「新竹取物語 1000年女王」第12話

第12話「天体望遠鏡の秘密」

始くんは強くて、たくましい子・・・というイメージが残っていたのだけど、改めて見返してみると、思いの外、ぽろぽろと泣いているシーンが多いんだなあ。。(><)。。

今回は、クラスメイトの悪友たちに大事にしていた天体望遠鏡を取り上げられて、「いいから、ちょっと貸せよ!」「返せ! それは父さんの形見なんだ!」とケンカするシーンが描かれてます。

始くんは腕が短いので、リーチの差で彼らにかなわない。もみ合っているうちに天体望遠鏡が放り投げられて、床に落ち、かしゃんと壊れてしまう・・・というのは、いじめネタとしては、よくある展開なんだけど・・・。

20年前に終わっている作品だから、ネタバレを気にせずに行きます。どのみち、1000年女王の展開というのは、どんどん謎が解き明かされていく話だしね。

・・・そうして、始くんが直そうとした天体望遠鏡の中から発見される設計図。1000年女王と1000年盗賊の両方の組織があれほど欲しがっていたものを、とうとう始くんが見つけることになる。

このあたりの展開は、見ていても実に気持ちがよかった。こんなところに隠されていたのか!! という驚きを始くんと共に味わうことになるからね。

しかし、私の記憶の中では、設計図ってマイクロチップか何かだったような気がしていたんだけど、実際に見てみたら、本当に丸ごと紙の資料がどさっとばかりに入っていたんだなあ。よくあんなに狭いところに詰め込んだものだよ。(^^);

前回から伏線になっていた「この設計図は、おじさんが始の父親に頼んだもの」という部分も今回のラストで、いよいよ明かされます。
「わしはただ、紹介しただけだよ」「誰を? 誰を父さんに紹介したの?」「雪野くんだよ」

ここですべての糸がつながって、ショックを受ける始くんで、物語は引きます。さて、1000年盗賊の言っていたことが、ますます本当のことだと確信してしまうわけだけど、それでも始は雪野弥生を信じることができるのか? という展開が美味しいです。じゃあ、やっぱり始の家の爆発事故は、雪野弥生のせいなんだってわかってしまうわけだから。視聴者の方としても、大混乱ですよ。どうなるんだろう? と思って、続きも楽しみです。