タイトルからして単なる総集編と思いきや、全然違っていましたね。
ギルモア博士の回想を中心に描かれる、9人の戦士たちの誕生秘話という感じ。
特に001と父親のエピソードは、初めて出てきたし、ほとんどアニメオリジナルの展開ながら悲劇的で、見ていてつらかったです。
短いシーンの中にイワンの想いが凝縮されているようで。
あんな父親なのに「やめなさい、イワン」と諭されると、さっと力を引っ込めるあたり。悲しいじゃないですか・・。自分を研究の実験台にするような父親なのにね・・・。
また、過去の自分と鏡のように対峙するギルモア博士はよかったです。自分のやってしまったことは、時を経ても、追いかけてきて、過去に苦しめられるというのは分かる話だから。(ちなみに演出にまたしても下司泰宏氏の名前が・・。本当に「後悔」にこだわる人だなあ・・とは言え、本当にあの人かどうかはまだ謎ですが??)
最後のシーンを009の目覚めのシーンで締めるのは、なかなかセンスがあると思いました。え? そこで終わり? というちょっとした余韻を楽しめるから。
今回は久々によかったです♪