8.「手塚治虫の冒険〜戦後マンガの神々〜」 夏目房之介 小学館文庫 評価★★★★
手塚治虫の描線の変化から読み解く戦後マンガの移り変わりを解説した研究本です。日本の漫画の成長過程がよく見えて面白かったです。
ある程度、マンガのパターンが決まってくると、それを打ち壊す勢力が現れ、さらにそれを模写する人々が現れて、だけど時間がたつとそのパターンもマンネリになっていく。そんな感じでどんどん変容していく。
この切り取り方でアニメも読み解けないかとか、少女マンガだったらどうなんだろう? とかいろいろ考えてしまいました。
一方でしみじみと思ったのは、やっぱ私が読んでいるマンガって大体どこか作品的に似ているものが多いので(友達にハロ丸さんが薦める本はみんな同じに見える・・と指摘されたので)、もう少し幅広い作風の本をいろいろ読まないとなあ・・と思いました。(^^);
まあ、そのうちに・・。
参考までに<A HREF="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094025219/250-1641074-0141838" TARGET=blank>こちら</A>