星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「火の鳥」第6話

第6話「復活編その二」

前言撤回。やっぱこりゃダメだわ。自分でも心配していたんだけど、前回の感想は、期待しすぎの妄想が必要以上に暴走していたか・・。(^^);

レオナと火の鳥の接点がこんなにいい加減に描かれるとは思わなかった。
「裏切り者」という言葉があるからには、そりゃレオナが過去に何か罪を犯したんだろうなあ? と思ったし、「あなたはもう死ねないのです」とのセリフがあったので、それはもう火の鳥にそう宣告されるだけの深い罪(たとえば、牧村さんのような?)を想像してたのに、実際、ふたを開けてみたら、なんじゃこりゃ? というのが現実。

レオナが犯した罪って結局なんだったの? 火の鳥の血(生命エネルギー)を独り占めしようとしたとか、そういうレベルの問題?? そのためにレイコをだましたからそれが「罪」であり「裏切り」なの?? その程度のことで、火の鳥がわざわざレオナに干渉して、よけいなお世話をしていたのか??(レオナを最初にチヒロの元に導いたのは、火の鳥だと思ったのに違ったのだろうか・・)

その辺が見えてこなかった上に「ぼくは父に復讐したかっただけなんです」などといきなり昔話を始めちゃったので、なおさら大混乱。父親の自殺の経緯も説明ゼリフが多い割に上手く伝わらなかったし。息子の言い分だけでなく、お父さんの言い分も聞いてみたいと思ってしまった。

勝手に期待して妄想をふくらませた割に、全然その通りにならず、大きく期待はずれに終わってしまったのでかなりがっかりした。これを自分勝手と呼ぶなら呼んでもいいよ。自己嫌悪・・・。(><)

それにしても、原作の「復活」というテーマがひとかけらも入っていないので、こんな妙なオリジナルストーリーを「火の鳥・復活編」と名乗って欲しくないなあ。名作である原作に対して大きく失礼だと思う。本当にもう・・がっかりしたとしか言えないや。くそう・・・。(><)